「コンピュータ」と聞いたとき何を想像しますか?きっとWindowsやMacなどのパソコンをイメージする方が多いのではないでしょうか。あるいは、「京」や「富岳」などのスパコンも想像してしまうことでしょう。
コンピュータは我々の生活を変え、社会の構造を大きく変えています。20世紀後半に入ってからは「人工知能」と呼ばれる機械学習やディープラーニングと呼ばれる手法が開発されていますが、コンピュータを用いて計算することが前提です。我々人類は、コンピュータから様々な恩恵を受けているのです。
そもそもコンピュータとはどんな機械だったのでしょうか。コンピュータはどこから始まり、どこへ向かっていくのでしょうか。 手動式計算機、パンチカードシステム、アナログコンピュータ、真空管の発明、暗号解読、ENIACの誕生、など・・・、その歴史の一つ一つが、様々な「計算」の実践といえるのです 。
前々回4月に開催したイベントでは、人類の計算史を振り返って学んでいきました。(参考:『4/11 人類はいかに計算を獲得したか』)そして、前回6月のイベントでは「歯車計算機械」としてのコンピュータを実際の歯車計算キの実物と共に学びました。(参考:『6/24 コンピュータとは何か -歯車計算機械編-』)
今回は、コンピュータの人工知能的発想に注目し、「計算をしない計算機」を共に考えていきたいと思います。(前回のイベントに参加していなくても全く問題ありませんのでご安心ください。)
・文字を読む機械の誕生
・言語の翻訳
・文章の要約
・検索機能
など、コンピュータのトピックをいくつか取り上げ、深く学んでいきたいと思います。日本計算史の専門とする研究者である前山和喜が話し手、大人のための数学教室の創業者であり数字に強くなる数トレ教室代表の堀口智之が聞き手になって様々な角度からお話します。
新型コロナウイルスが世界で猛威を奮う中、我々はこれからどんな生き方をしていくべきなのか。今、我々に必要なのは、合理的に物事を判断することです。日々メディアを通じて報道される感染症の様々な数字に惑わされることなく、「よい」「わるい」のグラデーションを的確に把握し、よりよい未来のために生きること。2021年。今、「numeracy[M1] (ニューメラシー)」が求められています。「numeracy」とは、「number」+「literacy」。いわば、数のリテラシー。「数的リテラシー」が求められているのです。これからを"数字"で考えたい人のための有識者と共に学べるトークイベントです。参加するに、数字が得意である人は一切ありません。苦手であっても、最初の一歩を踏み出せる。気軽に参加でき、気軽に学べる。そんなコンセプトで開催しています。数字を元にビジネスや社会、日本の未来を考えるトークイベントです。
・コンピュータを扱う仕事の人
・計算に興味がある人
・数字を学びたいと思っている方
・数学的思考法を身につけたい方
・日常生活をより良く過ごしたい方
前山 和喜(まえやま かずき)
専門は日本計算史。研究対象は日本における電子計算機の開発と導入と利用による社会の変容。工学院大学、関西大学大学院、日本科学未来館 科学コミュニケーター職を経て、現在は総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻(国立歴史民俗博物館で博士後期課程),工学院大学 情報学部 非常勤講師・客員研究員。
前山が過去に書いた連載「計算の歴史学とジェンダー―誰が計算をしていたのか?」
堀口 智之(ほりぐち ともゆき)
和から株式会社 代表取締役
学 歴 *山形大学理学部物理学科卒業
出 身 *新潟県南魚沼市
渋谷・新橋・大阪などで月間400名以上にご利用いただく「大人のための数学教室 和®(なごみ)」の創業者。大人の数トレ教室代表。2010年に自己資金10万円で創業し、2011年3月に「合同会社 和(なごみ)」として法人化、代表に就任した。現在は会員数3,000名以上、講師40名以上を抱えるまでに成長。2016年より計算力、数字力の向上を目的としたセミナーを実施。簿記検定やファイナンシャルプランニング検定などを絡めた数字・データの実践的分析手法だけでなく、九九の覚え方や小数の考え方など基礎から指導できるという指導分野の幅の広さに定評がある。TBSや日経新聞、週刊ダイヤモンドなどの各種メディアから取材を受けるほか、最近ではテレビ朝日「お願い!ランキング」やフジテレビ系列インターネットTV「ホウドウキョク」にも出演実績がある。
著書:「データセンスの磨き方」(ベレ出版)、「伝わる数字の使い方」(日経HR)
参考:大人の数トレ教室
渋谷(本社)・新橋・新宿・六本木・大阪などで社会人向けの数学個別指導教室「大人のための数学教室 和(なごみ)」を運営。数学が苦手な大人から 数学の業務・研究応用を 目的としているマーケター、経営者、大学教授まで月間400名(2016年3月現在)を超える社会人に対して必要な数学の授業を日々提供している。企業における数字力アップ研修や統計学研修も実施。(参考:和から株式会社)
和から株式会社では、お申込みにて提供いただいた利用目的は次のとおりです。
・お申し込み手続きの実施
・講座等の実施
・お客様との事務連絡
・各種のご案内(メールや電話によるセミナーのご案内など)
※詳しくはこちらをご参照ください。
数字が苦手な人や、数字に強くなりたい人が日常や仕事で役立つ計算力や数字力を学ぶことができるコミュニティです。 詳しくはこちらのWEBを参考ください。 参考:大人の数トレ教室
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